巨大植物と食虫植物☆夢の島熱帯植物

京葉線新木場駅から海側に見える、巨大な温室。ずっと気になっていたのですが行ってきました。


「植物館では、温室の暖房や館内の冷暖房、給湯などに必要な莫大なエネルギーを、
すべて新江東清掃工場から送られてくる高温水でまかなっています(上記公式サイトより)」ということで、このような巨大な温室を維持できるのですね。


温室内はA、B、Cの3つのドームに分かれています。Aドームは「木製シダと水辺の景観」ということで、池と滝があり、そのまわりにマングローブなどが植えられています。Bドームは「ヤシと人里の景観」で、ヤシの林と熱帯の果樹など。Cドームは「小笠原の植物とオウギバショウ」で、東京都の亜熱帯・小笠原にあるタコノキなど。


これら3つとも、とにかく高さが半端ない温室なので、それを生かした高い・でかい植物がこれでもか!と植えられています。もう、今にも恐竜がでてきそうというか、スケール感の違いを感じられるんです。

↑Aドームの「ゾウタケ」。世界最大のタケで、高さ30m、太さ30cmになるらしいです。こちらのは10m以上ありそうです。



iPhoneと太さを比較してみてください。



↑Bドームのヤエヤマヤシ。ヒトと比較…わかりにくくてスミマセン。



↑温室で一番大きいダイオウヤシ。20m超えするそうです。さすがに天井につかえつつある。これ以上大きくなったらどうするのだろう。



↑ヒトとオオギバショウ。Cドーム。



熱帯の果樹はドリアン・スターフルーツ・バナナ・カカオ・パパイアなど。収穫したものも置かれていたので香りを楽しむこともできます。スターフルーツいい匂い。

↑バナナ

↑カカオ

スターフルーツ



あやしいムードの食虫植物温室

大温室を抜けると、小さい温室があります。「食虫植物温室」の看板。そこはかとなく漂う怪しいムード。

ここもかなり充実してます。食虫植物界のスター・ウツボカズラが鈴なりの温室内には、珍しい食虫植物が満載!うおおお


ハエトリグサやサラセニアなどはもちろんあるのですが…

↑ムシトリスミレ。葉に消化液を出すらしい。



↑ミミカキグサ。地中に捕虫袋があり、虫を閉じ込める。



↑タヌキモ。水中に捕虫袋を持ち、虫を吸込む。



↑これは有名なモウセンゴケ



↑ちょいグロなこんな標本も…。消化されたあとの虫の残骸です。サラセニアとウツボカズラの捕虫袋の中。



たいへん充実した展示に満足して建物を出ると、庭に…

↑茨城産巨大カボチャ。自由に遊んで下さい、とのことでしたが、重くてどうもできませんでした。力自慢の方は持ち上げて写真を撮りましょう。


新木場駅からは歩いて15分ほどでちょっと遠いのですが、一度訪れてみる価値はあると思います。とくに、大きい植物が好きな方と食虫植物に興味のある方。12月中の週末は夜間開館もあり、夜の熱帯探索ができるそう。さらに、「真冬の夢の島BAR」と称して館内でお酒も楽しめるようです。デートにもよさそですね!

真っ暗な夜空を背景に明るく浮かび上がる大温室。
熱帯樹木の輝く樹冠は、思わず息を飲む美しさです。
真冬のジャングルに咲く花を探してみてはいかがですか?