五色沼と喜多方ラーメン

全然なんてことはない旅行記です。


健康保険組合の冊子で見かけて気になった五色沼に行ってきました。千葉からは車で4時間半くらい。天候は不安でしたがなんとか持ちました。


五色沼は、裏磐梯にある湖沼群で、大小30位上の沼があると言われているそうです。五色沼自然探勝路というハイキングコースが整備されていて、のんびりあるいて片道1時間半程度のルートで十数個の沼をみることができます(と、現地で50円で買った地図に書いてあります。実際には木立の向こうに沼があるので何個沼があるのかよくわかりませんでした)。ここの最大の特徴は、名前の通り、沼が色々な色に見えること。

五色沼は実にさまざまな青色を見せてくれます。その中の一つの沼はアシの根元に、酸化鉄の沈殿物が付着し赤みがかってるものもあり、赤沼と呼ばれます。 五色沼の水の色は、水中の微粒子の大きさによります。例えば、大きな微粒子ですと、光のスペクトルが含まれています。アロフェンは主としてアルミニウムや珪酸などからできています。アロフェンは強酸性の水では形成されません。磐梯山の噴火口から五色沼へ流れ出る酸性の水は温泉のアルカリ成分によって中和されます。青沼、瑠璃沼、弁天沼、竜沼、みどろ沼や毘沙門沼はアロフェンのために青白色しています。
福島県裏磐梯慣行協会HPより

「アロフェン」は聞き慣れない言葉です。「日本粘土学会粘土基礎講座 7.土壌中の粘土鉱物」を見ますと、どうやら火山灰に含まれる粘土鉱物の微粒子のことみたいです。この微粒子により光が散乱して青く見えるようです。湖の浅いところ見ると、水自体は透明に見えるので、とても不思議な感じがしました。



↑毘沙門沼。



赤沼。葦の根本に酸化鉄が沈着して赤くなっているそうです。



↑みどろ沼。なんか藻とかが色々生えていてみどろ感がある。



↑柳沼。湖畔の木の葉が白くなっている。先日の雨で増水して水面についていたのかもしれません。色とあいまってなんとなくヤバそうな雰囲気がよかった。



↑瑠璃沼。



↑つる性の植物に緊縛されている木。



↑あけび?



↑毘沙門沼には巨大な鯉がたくさん。



↑ハイキングのあとは団子!白い方は味噌だれつけてくれます。茶色い方は醤油味。どちらもおいしかった!


紅葉にはちょっぴり早かったのは少し残念ですが、さわやかなハイキングを楽しむことができました。道も歩きやすく、子供から年配の方まで色々な方が歩いていらっしゃいました。


翌日は、雨も強かったのでアウトドアはやめにして、5月の会津旅行で心残りだったラーメンを食べに喜多方へ。



喜多方ラーメンといえばやはりここでしょう、坂内食堂。11時過ぎに行ったのに、すでに長蛇の列!雨の中、30分くらい待ちました…。冷えた身体に染み入るラーメン。



↑「肉そば」。ラーメンだかなんだかわからない状態w 麺は柔らかめ、スープはあっさり目でいつまでも飲んでいたくなるタイプ。



↑肉が食べきれない方にはネギそばも。うさじまが食べたのはこっちです。肉は4枚ですが、けっこう分厚いのでこれでも十分な感じでしたよ…。


そこから歩いて10分くらいで蔵が立ち並ぶゾーンに。綾瀬はるかNHKの「ただいま東北」で食べてて気になった味噌スイーツのある味噌蔵カフェ「豆◯(まめまる)」へ。



↑おしゃれです。中もジャズが流れるオシャレカフェっぽい感じ。地元の方っぽいお客さんたちが楽しそうに談笑されてました。



↑味噌ソフト。そんなに味噌!って感じではなく、ちょっと豆乳のような豆っぽさとしょっぱさがあってクリーミー。わりとやみつきになる感じ。



↑味噌プリン。カラメルはしっかり苦い。プリンは柔らかすぎず、こちらもそんなに味噌アピールはなく、まろやかで濃厚な味。


どちらも、「ご当地B級グルメ」という感じではなくて、しっかり洗練されたカフェ・スイーツでした。甘じょっぱくて、濃厚な味わいです。こちらのお店は、味噌スイーツの他に田楽も売りのようでしたが、さすがにラーメンの直後なので無理でした。残念…。



↑豆◯のとなり、実はこっちが本体、老舗味噌屋さん。いろんなお味噌が試食できます。田楽用の味噌もあり。味噌かりんとう、味噌漬けも。味噌好きのうさじまはもちろん味噌買いました。



↑そのお向かいは酒蔵。モーツアルト酵母に聞かせたお酒「蔵粋(くらしっく)」や、桃色の色素を生産する酵母でピンク色に色づけしたお酒など、色々ファンキーなお酒がありました。日本酒苦手なので良し悪しはよくわかりませんが、くらしっくはけっこ飲みやすかったです。酒蔵見学もできるそう。